Chromeの「User Data」フォルダを移動する方法 メモ
2021/06/07
結構昔に一度見た記憶のあったChromeのHDDへの異常書き込みの記事
また最近ツイッターで流れてきたのですが、まだ治ってなかったみたいですね(=~=;
Bugs Project: chromium 「frequent small disk I/O」
以前見た時はそのうち治るでしょーと特に対応もせずにそのまま放置していたのですが、ここまで治らないならちょっと対応しておいた方がいいかな、ということで調べてみました。というのもメインマシンのCドライブはSSDであまりゴリゴリ書かれたら寿命が縮まるので(´Д⊂ヽ
そのメインマシンでChromeを起動しっぱなしにしてみたら同様に秒間数メガの書き込みがずーっと続いていました(この現象はなっている人、なっていない人がいるみたい。)
確か以前にキャッシュフォルダーは移動したのですが今回の以上書き込みはその上の階層のUser Data内のファイルに書き込みがちょこちょこ行われるみたいなのでこれだけでは意味がなかったみたいです。
ということでキャッシュフォルダ同様にUser Dataフォルダも移動できないかなーと調べてみたらありました(´Д⊂
1、GoogleChromeを停止(タスクバーに表示されていたらそれも停止)
2、「User Data」を移動先にコピー
「C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Google\Chrome」内の「User Data」を好きなフォルダにコピー( 今回はコピー元はWindows10のChromeのデフォルトのフォルダを例にしてます。 また移動先も移動したい好きなフォルダでよいのですが例として 「D:\User Data」 )
3、Google Chromeのショートカットを右クリック→プロパティ
4、ショートカットタブ→リンク先の一番後ろに以下を追加
--user-data-dir="D:\User Data"
( D:\User Dataの箇所は移動した場所を指定 )
5、OKを押下して設定
6、設定を行ったショートカットをダブルクリックしてChromeを起動
これで設定はできたかと思います。
設定後はリソースモニタなどでChromeの読み書きしている「User Data」が移動先になっているかを確認してください。
とりあえずこれで移動は完了です。
この設定だとOS起動時にChromeが起動した場合はたぶんその設定にならないのでいちいち停止してショートカットから起動し直さなければなりません。(まぁコピーなのでOS起動時にはコピー元の方で動くのでとりあえず安全かな?)
OS起動時にもその設定でChromeが起動してほしい場合はレジストリをいじる必要がありそうです。(メインPCではとりあえずこの設定も行ったのですが、なんか変な動きするときがあるので割愛)
とりあえずこれで移動先の「User Data」フォルダを使用してくれるのでCドライブのSSDの寿命は縮まずに済みそうです。
メインPCでは「User Data」フォルダの移動先はRAMDISKのドライブを指定しました。「Cache」フォルダを移動したときよりもさらに早くなった気がします(*´ω`)
RAMDISKならHDDへの書き込みも行わないので、さらに寿命の面では安心な反面、停電とかで「User Data」フォルダが消えてしまうリスクもありますのでご注意を
環境:
windows10 Pro バージョン 1809
Chrome 64 ビット バージョン: 71.0.3578.98
参考WEBページ:
Below the drop. Google ChromeのHDDへの異常書き込みの原因
Bugs Project: chromium 「frequent small disk I/O」
ichitaso's back of flyer Google Chromeのユーザファイルを別のドライブに移動する
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